“Ç”キングレコードからDVDゲット!「ベルトルッチの分身」

キングレコードの「続・死ぬまでにこれは観ろ!」
Twitterキャンペーンに当たった!

KINGRECORDS

先日、ブンブンのTwitterにキングレコードから
キャンペーンに当選したと連絡があった。
夏休みから、キングレコードから発売している
アート系やゲテモノ映画を集めた「続・
死ぬまでにこれは観ろ!」シリーズの
キャンペーンに応募していたらしく、
それに見事当選していたのだそうだ。

そのシリーズの中から1本プレゼント
されるとのことだったので、
「ベルトルッチの分身」
を注文したら、
DVDだけでなく、クオカードや
エコバッグ、ボールペン(フリクション)
までついている豪華セットでした(*^_^*)

ありがとうキングレコードさん!

ってことで「ベルトルッチの分身」観ました。

ベルトルッチの分身(PARTNER)

ベルトルッチの分身

監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ピエール・クレマンティ、ティナ・オーモンetc

評価:70点

「ラスト・エンペラー」「1900年」「暗殺の森」など
美しい映像で歴史劇を描くことで有名な
イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が
ドストエフスキーの「二重人格」
映画化した作品。

ゴダールの「中国女」の影響を受けまくった
せいか、映像の暴力で政治批判を描き出す
作品となっている。

ベトナム戦争批判?

ドストエフスキーの原作を1960年代に置き換え
ているものの、ドストエフスキー小説が
一貫して描く個人の内面における抗争というのを
きちんと描いている。

融通が利かず、独りよがりなキモ男が
自分の内面にあるモノを爆発させて
もう一人の人格を作り出していく行程を
鏡や、イマジナリーライン(映画人が
撮影する際気をつけている画面構図。
これを破ると違和感が出る映像が
生まれやすい。)を超え、
観客に違和感を与えまくる
演出で非現実な領域を描写している。

そしてゴダールよろしく、強烈な
色彩美で人間内面に潜む
凶暴性を浮き彫りにしている。

そこにベトナム戦争のモチーフを
散りばめ、文学や映画のタイトル
台詞を乱雑に引用することで
政治批判をしている。

単語、そのものはブンブンも
よくわからない。正直
映像のモンタージュもカオスすぎて
理解しがたいものがある。

しかしながら、全体を通して考えると、
モザイクとなって当時の
混乱渦巻く社会情勢が見えてきて、
何より凄いのが1969年が
革命的年(ウッドストックやオルタモントの悲劇
等、ロック界を中心に凄まじい年となった)に
なることを予言している。

確かに、死ぬまでにこれは観ろ!と
言うに相応しい、「スター・ウォーズ」
や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
程ではないが、観て損はない作品でしたぞ!

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