”Ç”カタツムリ、レーシングカーに喧嘩を売るww「ターボ」

ターボ(TURBO)

ターボ

監督:デビッド・ソーレン
声の出演:ライアン・レイノルズ、ポール・ジアマッティetc

評価:40点

アメリカの子ども向け映画産業も
日々「いかに奇をてらうか」に情熱を捧げている。
王子様を悪役にしたり、
車をしゃべらせたりと個性的な
キャラ作りをしている。

しかし、やり過ぎると、
奇をてらったものが好きなブンブンも
ドン引くバケモノができることがある。

今回紹介するのは「ターボ」!
スポンジ・ボブ/海のみんなが世界を救Woo!
級のマッドな作品でしたww

狂気のあらすじ

ごく普通の街に住むカタツムリの
ターボは、カーレーサーにあこがれて
日々邁進中。でも、所詮カタツムリだから
遅い。しかし、ある日ニトロを浴びた
ターボはカーレーサー並みの速さで
動けるようになる。
ある日、片田舎の貧乏
タコス屋のおっちゃんに目を
つけられたターボはカーレーサーとして
デビュー戦を迎えるのでした…

えっつ!!

カタツムリがニトロを浴びて
超人になり、タコス屋の
宣伝の為に本物のカーレーサーと
戦わせる…草はえますww

奇をてらいすぎてついてけませんw

しかも、肝心な物語の
根本は「カーズ」を抜け出せてない
から問題ありありである。

「カーズ」はうぬぼれF1カーが
片田舎にウルルン滞在記!
みたいな話やったけど、
「ターボ」のキャラ造形が
カーズの主人公と一緒だ。

しかも、「カーズ」では心の
成長が描かれていたのに対し、
「ターボ」でははじめから
終わりまでうぬぼれ屋。
ってか、トントン調子で
あり得ない夢を叶えられすぎである。

紀伊國屋でビジュアルブック販売される
ものの、ビデオスルーになったのも
無理ないなと感じたw

タコス屋もクレイジー

そんなうぬぼれカタツムリを、
本物のレースに出場させようとする
バカも相当キャラが濃い!

片田舎の寂れた商店街にあるタコス屋。
そこのおっさんは、カタツムリレースが
大好きで、どうにかカタツムリと
タコスを絡めて行列店に
しようと思う…ってところでぶっ飛んでます。

エスカルゴ・タコスとして宣伝するならまだしも、
タコス食いに来た人にカタツムリレースを
魅せようとするから可笑しい。

しかも、X-メンも驚愕なミュータント・カタツムリ
を手に入れ、カタツムリからの誘いもまともに
受け、本物のレースに出場させようとするから
世も末だなと思う。

しかも、時速300km越えで、もはやチートとしか言いようのない
走りで周りのレーサーを蹴散らすから凄い!

なのに決着は…

まあ、そんなこんなでシューマッハみたいな
レーサーと激突するカタツムリ・ターボ君
だが、何故か決着はスピードで勝負していませんw

何を言ってるブンブンと思うかもしれないが、
観ればわかる。ありえない方法でラスト
決着をつけます。

ターボの声優が「デッドプール」の
ライアン・レイノルズなのだが、
流石の彼もこんなクレイジーなミュータント
を演じるとは思ってもなかったであろう。

とにかく破綻しまくった、
ぶっ飛んだ作品。
クレイジーな映画好きも覚悟して観た方がいいぞ~

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