“Ç”ハンガーゲームの次はコレだ!「メイズ・ランナー」

メイズ・ランナー(THE MAZE RUNNER)

メイズランナー

監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライエン、カラ・スコデラーリオetc

アメリカは今、各映画会社が人気シリーズを作ろうと
ラノベの映画化が熱くなっている。
エンダーのゲーム」しかり、「ハンガー・ゲーム」しかり。

さて、今回20世紀フォックスが手がけたのは
ジェームズ・ダシュナーのラノベシリーズ!
巨大迷路からティーンエイジャーたちが
脱出を図る様子を描いた話だ。

主役のディラン・オブライエンは本年度MTVアワード
で新人賞を受賞している。
また同賞で、名バトルシーン賞も獲っており、
ハンガーゲーム並のヒット商品の予感させる作品と
なっている。
そんな「メイズ・ランナー」観て参りましたぞ!

迷路おもしれー

正直、なめていたのですが、
この作品スリル描写の描き方が
めちゃくちゃ上手い。

予告編でもあった、
動く迷路につぶされそうになるシーンの
緊張感や、二転三転するモンスターとの
激闘シーン!そして、謎を解決していくところ。
「ハンガー・ゲーム」の冗長な作りとは
違い、テンポ良く展開していく為
全く飽きることなくあっというまの2時間でした。

恐らく、原作をかなり削り、
視覚化したときの躍動感を強調したのだろう。
制限時間内に迷路を脱出する
緊迫感を再現する上で、この技術は
上手いなと思った。原作好きからは
不満の声が上がりそうだが…

主人公強すぎ

ただ、ネットレビューを見ると
不満げな声もチラホラ。
まあ、展開が早すぎるのもあるが、
一番問題なのは、この手のティーンエイジャーもの
に必要不可欠な要素が欠落していたことにあるだろう。

それは「成長」だ!
ハリーポッター」も「ハンガーゲーム」もそうだが、
この手のラノベには、最初弱々しい主人公が
戦闘や謎解きを仲間と共にすることで、
成長していく。その時の葛藤描写が
若者の支持を受ける。

しかしこの作品、序盤から主人公が強い、
強すぎるのだ!熟練迷路探検隊が3年かかって
解読した、謎を数日で解決しようとする。
喧嘩早く、協調性0の主人公に
日本人は特に感情移入し辛いだろう。
おまけに、恋愛描写皆無。
折角、序盤男性社会だった迷路の世界に
女性キャラを投入したにもかかわらず、
誰とも恋愛しない。

おまけに、「エンダーのゲーム」みたいに
心の葛藤シーンがなく、ただ回想する
だけだ。

二作目からは雰囲気ががらりと変わりそうだが、
主人公は果たして協調性を身につけているのか
気になるところである。
「メイズ・ランナー」予告編

関連項目

「メイズ・ランナー」続編予告編(迷路感ゼロの別物映画ですw)

MTVアワード結果

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です