”Ç”男はこの女に時めかないわけがなかろう「イニシエーション・ラブ」

イニシエーション・ラブ

イニシエーションラブ

監督:堤幸彦
出演:松田翔太、前田敦子、木村文乃etc


乾くるみの同名小説の映画化!
原作読んだ人からは、これ映画化無理だろ!
との声が上がっていたが、映画版を観た人の
評判良好(*^_^*)
珍しく、試写会に行った妹からも
絶賛を受けたので観ることにした。

原作を読まないで観た方がいいとのこと
なので今回はノー勉です。

映画ブロガー注意!ネタバレ注意報

この作品、めちゃくちゃ面白く、
語りたいところが多いのだが
地雷原映画なので感想を書く際最新の注意が
必要だ。

確かに、謎自体はあれだけ予告編で
煽っているため、ひねくれた見方で
読み解くとすぐ判るのだが、
それでも非常に強固な小道具配置だから
面白い。

5分に一度ヒントをくれる、
プロい脚本で、全くだれることなく
ストーリーを突っ走る。

そして謎は解けるのだが、
アラが本当に見当たらないのが
凄い。一つだけヒントを教えると、
主人公の家にある某ゲーム機の配置が
非常に上手かった。なくてもいいのだが、
あることによって、謎を解こうとする者を
惑わす。本当に合っているのかと。

エンディング親切すぎじゃね?

オチが早々に判った人でも、
二度観たくなるよう小ネタがめちゃくちゃ
多く一回じゃ全部回収しきれない作品なのだが、
邦画の悪い癖で、エンディングにて全部
ネタばらしをしてくれるのだ。
5分掛けて全部真相を教えてくれる親切設計。

宣伝で煽っているのならいらなかったのではと思った。
トム・アット・ザ・ファーム」みたいに、
謎が多いが一回目でも楽しめる。
回数観れば観るほどスルメの如く
味がしみ出てくる仕組みにさせた方が良かった。

非常に良作だが、ココだけ大幅減点かな~

女は怖い

今年は、悪女が出てくる作品が自分の中で
快進撃を放っている。
ストロボ・エッジ」「脳内ポイズンベリー
そしてこの作品の女。
甘美な声や、突然の告白に男を動揺させて
男を陥れる。ストロボの有村も悪どい
魅了をしていたが、この作品の前田敦子
も凄まじい。あんな甘美な声で迫ったら
誰しもがのめり込むであろう。
まさに、タイトルの通過儀礼としての恋愛
に甘美な声を持つ子どもっぽい女性は
最適と言える。
男性要注意だ!!

もしドラ」の時の前田敦子の演技が
下手で、なめていたが「苦役列車」や
イニシエーション・ラブ」でついに
化けた!この女優、凶暴につき!

そして、最後にこれから観る人はエンドロールに
注目して頂きたい。左に目移りすると思うが
右側をキチンと観ると堤さんの
遊び心が隠されているぞ。
「イニシエーション・ラブ」予告編


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