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“Ç”正統派直球勝負「シンデレラ」

“Ç”正統派直球勝負「シンデレラ」

シンデレラ(CINDERELLA)

シンデレラ
監督:ケネス・ブラナー
出演:リリー・ジェームズ、ケイト・ブランシェット、
ステラン・スカルスガルドetc

雑談:先日、フランス人の先生から「シンデレラ」の
フランス語読みを教わった。Cendrillonサンドリオン
と言うらしい。エヴァンゲリオンみたいですねww

おっと話はそれたが、最近ディズニームーブメント
で従来のディズニー映画の定石を崩す作品が
大量生産されている。

ダークで結構バイオレンスな「イントゥ・ザ・ウッズ」、
王子様が実は悪役だった「アナと雪の女王」。
悪役がヒロイン、妖精の児童虐待に立ち向かう「マレフィセント」
と随分激しい。

その反動からか、夢見る乙女専用の正統派
「シンデレラストーリー」が今回放たれた!

無論、オタクの間では別の「シンデレラ」
にときめいているとは思うがww

(あなたの観たいのはこっちのシンデレラかな?)

「マイティ・ソー」の監督が乙女映画?

今回、注目する点の一つとして、
監督がケネス・ブラナーってとこだ!
「エージェント・ライアン」や「マイティ・ソー」
と男の映画を作る監督が、変化なしのシンデレラを
映画化し見事に成功している点だ。

無論、ここで言う正統派は「ディズニー版」だ。
あの血みどろな原作ではないので悪しからず。

いわば、誰もがオチまで知っているあの話を
映画化する点で最も重要なのはキャスティングだ。

特に、シンデレラ役は王子様を一瞬でときめかせる
のもわかる程美人じゃないと成立しない。

王子様は別にB級路線でも、階級
上な為、多少ジェントルマンなところを魅せれば
OKであろう。

しかし、シンデレラは一般的に普通の市民。
王子様が道ばたで出会った普通の女に一瞬で
惚れる為には残念ながら「顔」が重視される
わけだ。

そして、この作品の主役リリー・ジェームズは
マジでかわいい。こりゃ誰もが惚れる美貌。
そして、日本語吹き替えを担当した
高畑充希の甘い声も相乗して、
心臓ずっきゅんえぐり取られましたw
ちなみに、リリー・ジェームズは
エミー賞受賞ドラマ
「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」
で有名になり、今作で格別のヒロインをしとめた。
今後の活躍に期待の女優さんだぞ!

ただし、問題点もある

個人的には、直接の血しぶきこそないが
目を覆うほど痛々しい描写のある
「イントゥ・ザ・ウッズ」の方がお好み。

何でかは、察してください。
日頃「ジャンゴ」みたいなヴァイオレンス
映画を愛する人にとってはね…

ただ、個人的感情を差し置いても
問題のシーンがある。

かなり、重傷なのは王子様が
将来浮気するのではと思わせてしまう点。

森で会って一目惚れ、武道館のシーンでも
シンデレラのことを憶えている王子が、
硝子の靴を履かせるシーンだけ、
初めて会ったような仕草をしているのだ。

確かに、「分かっているが、互いに分からないふりを
して、硝子の靴を履くわくわく感」を演出
しようとしたのはわかる。
しかし、リチャード・マッデンの演技が
悪かったのか、まるで初めて会ったかのような
振る舞いに見えてしまった。

また、シンデレラの虐待シーンがかなり甘め。
虐待時代のシンデレラのファッションも、
汚さをあまり感じないのが少し残念だった。

「チョーかわいい」→「チョー汚い」に変わり、
絶望の淵から再び「チョーかわいい+大人女子」
と返り咲く展開にした方がメリハリがあったのでは
と感じだ。まあ、夢見る乙女の作品だからしょうがないかな?
「シンデレラ」予告編

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