“Ç”飲兵衛女警官と虐待児童のゆりゆり「私の少女」

IMG_8374-0.JPG

A Girl at My Door

監督:チョン・ジュリ
出演:ペ・ドゥナ、キム・セロン

『シークレット・サンシャイン』や
『ポエトリー』のイ・チャンドン
監督が新人監督を育成!

チョン・ジュリ監督初作品は、
これぞ韓国バイオレンス映画と
呼べるクオリティの高さでした。

もう、大人な女優になった
ペ・ドゥナと成熟し色気を
覚えた『冬の小鳥』
あの少女の百合百合が観られる
時点で50点ぐらい獲っています。

話はもろ「偽りなき者」、
少女に翻弄され大惨事になる
大人を描いている。

虐待児童を家に匿うことにした
飲兵衛女警官(ここ大事!)が、
荒くれ家族、退廃の警察内部
と戦う一方、性に目覚めた
セロンちゃんの欲動を
コントロールしないといけない
板挟みを酒を借りつつ解決する。

身近な国だけあってか、
「偽りなき者」よりも
妙にリアリティがある。
まあ、バイクに乗ったおばちゃんが
全力で追いかけてくる恐怖は
日本では味わえないけどねw

何か、『リンダ・リンダ・リンダ』
や『空気人形』のように
少女のイメージが強い
ペ・ドゥナさんの警官役が新鮮^o^

強そうなのに、少女さや弱さを
内包したような演技、
まさにピッタリキャスティングだ。

ストーリーはミステリー要素で
あからさまに犯人が分かる、
サブストーリーの繋ぎが雑と
いった問題はあれど、
イ・チャンドンは見事
チョン・ジュリを良い監督に
育てたなと感じた。
IMG_8369.JPG

P.S.映画館の出口が恍惚としていつ
キレイ。韓国バイオレンス映画観た
後に見る景色ではないなw

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です