“Ç”ウディ!東洋に目覚める?「マジック・イン・ザ・ムーンライト」

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「Magic in the Moonlight」
監督:ウディ・アレン
出演:コリン・ファース、エマ・ストーン
みなさん、「ウディ」と聞いたら
誰を浮かべます?


もちろん、こいつの事じゃ
ないよねー!
「アニー・ホール」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「ブルージャスミン」と
年老いても毎年一本ペースで
傑作を送り出すあの男が、
今回また新たな女優を
お気に入り登録し映画を
作ったぞ!

その名は、
「Magic in the Moonlight」
またまたロマンチックな
名前ですね。

しかし、今回は2000以降
すっかりヨーロッパかぶれ
になった彼に新たな変化が!

いつもならアジア描写皆無な
筈なのに、主人公の設定に
中国要素を持ってきたのだ!

コリン・ファースに
中国人に扮するマジシャン
(本当に中国人に見えるw)
が、だちの依頼で胡散臭い
超能力者のトリックを暴く。
しかし、その超能力者が美人で
惚れてしまうっていう
「TRICK」に砂糖をぶっかけ、
そのままマカロンにしたような
変な作品である。

その超能力者役を務める
エマ・ストーンが可愛い過ぎて
直視不能!

可愛いのに、
いきなり目が異次元にいきはじめ、
「あなたには中国の血が
混ざってます」みたいな事を
言い始めるから爆笑である。

タッチは半世紀以上前の
ファム・ファタールものと
ロマンチックコメディ、
メロドラマの融合体で
別に斬新さはないのだが、
ウディ・アレン流石の
手腕。ありそうでない
演劇っぽいのだが、
映画的(若大将シリーズみたいな
ほのぼのギャグなど)という、
絶妙な演出が施されていたぞ!

まあ、
「ブルージャスミン」
「ローマでアモーレ」
「ミッドナイト・イン・パリ」
と最近傑作揃いのウディ映画
だけに今回は小作気味。

主人公があからさまに不器用
に描き過ぎて、
マジシャンって役が死んでいた。
またマジックを扱う映画
最大の難所、「編集で
魔法を意図的に操れる
ことへの興醒め対策」
がイマイチだった。

でも、次のアカデミー賞で
助演女優賞に最低でも
ノミネートするであろう
エマ・ストーンの演技
だけでチャラにできるほど
癒されます。

また、ウディ・アレンが
2000代以降、ニューヨークから
脱引きこもりをマジで達成
したように、
脱ヨーロッパかぶれの
兆候を見せた記念的作品
とも言える。

いずれ、日本ロケすることを
祈る…

以上「童貞ウォーズ」の女が
蝶になる瞬間を観た作品でした
(浅!

P.S.ウディも彼女に惚れたのか、
次回作も抜擢したとのこと。
「Magic in the Moonlight」予告編

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